違和感と不快感

19 02 2006

葬式のときに亡くなった人を撮る人が増えているという。それは別に人の気持ちが荒廃している結果の現れじゃなくて、カメラつきケータイを持っている人が増えたってことじゃないのだろうか。

お葬式:カメラ付き携帯で最期の顔パチリ 困惑派・理解派-今日の話題:MSN毎日インタラクティブより

自分は葬儀のときに、亡くなった祖母の写真を撮ったことがある。けれど、この記事には不快感を感じた。いっけんそのような人たちへも一定の理解をしめしているようにみえるが、実際には非難しているだけだ。
なにより「理解派」とされるひとの意見がヘンなのだ。私は確かに過去に今回の記事にあるようなことをしたことがあるが、どちらかといえば記事中で「困惑派」と呼ばれるひとの考えのほうが理解しやすい。

だいたいにして、冒頭から

お葬式の際、亡くなった人の顔をカメラ付き携帯電話などで撮影する人が増えている。葬儀関係者には「人の死を悼む気持ちが荒廃している」と感じる人がいる一方で、「時代とともに葬儀も変わる」と受け入れる人もいる。あなたは、最期の顔を撮影されたいですか?

などと書かれて、たとえば「死んだ後の事はどうでもよい」なんて答えたとしたら、そりゃあんまりだってことになるのは目に見えている。婉曲な脅迫だ。
正直なところ、わたしがなぜそのときに祖母を撮ろうと考えたのかはよく覚えていない。ただ、安らかな顔がとても美しかったので、思わず手にあったカメラで撮影したのだと思う。今度、身近なひとの葬式があったときに、やはり写真を撮るかどうかはわからない。
「増えている」のは事実なのだろう。だが、その理由はそれぞれ個人的なものなのだと思う。

「葬儀に対する考え方も時代とともに変化してきた。臓器移植が一般化し、遺体が神聖不可侵なものとの考えが薄くなったのでは」

とか

「対象を撮影し、他者とともに確認しなければ“リアリティー”が感じられなくなっている。葬儀も焼香だけでは満足できず、故人との確かなつながりを持ちたいとの思いから撮影するのだろう」

などという分析は意味不明だし無意味だ。「最近はおかしなのが増えているが、社会がおかしくなっているのだ」という程度の、紋切り型の考え方を押し付けるものにしかなっていない。確かにそいう面もあるのだろう。だが、それぞれの意見があれば良いのであって、自分の考えを押し付けられるのは我慢ならない。
何より、「葬式で故人の写真を撮ったことがあるひと」のインタビューなり意見がひとつもないのが、この記事の偏りを端的にあらわしている。

あえて今回のことをを分析するとすれば、携帯電話が普及して、いまどきの携帯電話にはほとんどカメラがついているということを示しているのだと思う。常に持ち歩くカメラでは、メモとして写真を撮るという行為はひんぱんにあると思う。デジタルカメラになって、フィルムを買ったり現像したりが必要ない。また携帯電話に標準的にカメラが搭載されている。あえて法人向けなどとしてカメラなしがアピールポイントになっている機種が登場するくらいの普及率だ。写真を撮るという行為に対しての抵抗感が急激に下がっているのだ。そういうなかで、いままではモラルやマナー以前に、わざわざカメラを持ち込むという人が少なかったのだろう。

もしも、「血縁でも知り合いでもないひとの葬儀写真を撮る人が増えている」、のだったらと社会の病理かアヤシイ教義(同じか?)だろうけれど、今回の内容では「死生観」の大きな変化は読み取れないのではないかと思う次第。





WordPressに「はてなブックマークボタン」を表示させる

25 06 2005

最近はてなブックマークが気に入っている。興味を持った記事を気軽にクリップして、メモをつけたり、タグで分類したりが簡単にできるので、ちょっとした”オンライン・情報カード”のように使うことができる。

今回、あなたのブログに「このエントリーを含むはてなブックマーク」ボタンを表示させるを参照しながら、WordPressにボタンを表示させる方法を試してみた。テンプレートの構成がシンプルなので、想像以上に簡単だった。

  1. まず、http://d.hatena.ne.jp/images/b_entry.gif からボタンの画像を保存する。
  2. 次に、WordPress のアップロード・メニューから画像をアップロードする。完了したらアップロードした画像の URL をメモ帳か何かに控えておく。
  3. 使用しているテーマのindex.phpを以下のように編集する。
    
    <div class="meta"><?php _e("Filed under:"); ?>
    <?php the_category(',') ?> — <?php the_author() ?>
     @ <?php the_time() ?> <?php edit_post_link(__('Edit This')); ?>
    </div>
    
    

    
    
    <div class="meta"><?php _e("Filed under:"); ?>
    <?php the_category(',') ?> — <?php the_author() ?>
     @ <?php the_time() ?> <?php edit_post_link(__('Edit This')); ?>
    
    
    <a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/<?php the_permalink() ?>">
    <img src="アップロードした画像のURL" width="16" height="12" style="border: none;"
     alt="このエントリーを含むはてなブックマーク" title="このエントリーを含むはてなブックマーク" />
    </a>
    </div>
    
    

    のように記述して保存する。アップロードした画像の URL には、先にアップロードした画像の URL を指定する。

    ※実際には改行をいれずに一行で記述する。

と、いうようにすると個別エントリーの右側にボタンが表示できる。表示の場所は適当なのだけれども、まぁ問題はなさそうだ。





いわみて

24 06 2005

99円均一というサイトで公開されているWeb漫画『いわせてみてえもんだ(いわみて)』をはてなブックマークで知って何気に読んだら、めちゃくちゃ面白い! 思わず出勤の支度が遅くなりそうになりました。

漫画オタクの少女との恋が軸なんですが、劇中漫画が笑えるし、心理描写とかもよくできています。絵は下書きのような感じですが、きちんとペン入れしたものを読んでみたいですな。





「気に入らなかったら削除してください」という言葉について

11 06 2005

ゆうさんのblogの削除してください(misc)という記事で知り、Reiko Katoさんのblogのコメントの意味を読んで、自分では直接目にしたことはなかったのですが、しばしば「気に入らなかったら削除してください」という断りを付けながらコメントされている例があることを知った。自分も、議論の中身はともかくとしてその言い方が気になってしまいました。

一見丁寧な言い方のように見えるが、よく考えるとずいぶんと高飛車な物言いではないでしょうか。「気に入らなかったら」、というのは相手が気に入らないかもしれないと思っているから成り立つ言葉だと思います。相手の気持ちを察する能力がある、もしくは能力があると主張している。そう思いつつも言及するということは、相手が気に入らないかも知れないが、それ以上に自分は言いたいということです。現にコメントしているわけだし。

そして「削除してください」ですが、管理者が実際に気に入らなかった場合のことはおそらくは管理者に決定権があると思うのですが、この文だと「削除する」ことをコメントした人が管理者に決定権があるという理解の上で、要求しているわけです。

そしてめでたく削除された場合、コメントした側は言いたいことを言った上になかったことにしてもらえてラッキー。管理者はなんとなくいやな気分だけ残ってしまうという、コメントしたほうのメリットだけが大きく思えます。しばらくしたらどちらも忘れてしまうかも知れませんから、削除されたほうが問題は残らないとも言えますが、釈然としません。

というわけで、配慮しているように見せて、強硬に主張するというテクニックとしてなら理解できる言い回しだと思った次第です。

試しに上記の文でGoogle検索をしてみたら、数十件ヒットしました。文字や言い回しを変えたらかなりの数があるのだろうと推察されますから、慣用句として一部で定着している言い回しなのでしょう。末尾を「~ね!」にしたり、「よろしくお願いします」と付け加えたりしても強硬さは変わらないように思います。





クレイマー賞

7 09 2003

最近はあまり観ていないのですが、NTVの鳥人間コンテストを昨日途中まで会社でみたりして。なにやら最近はすごい記録が出ているのですね。昔だといわゆる人力飛行機系はあまり飛ばず、グライダータイプの方が単純軽量な分記録がでていた、なんてこともありましたが(すごい昔だと思います。いつごろかよく覚えていない)。
このごろでは人力飛行機部門の方では30kmを越える記録もあたりまえとか。時代は進んでますね。

ふと思い出したので、検索してみたのですが、人力飛行機の世界では有名な「クレイマー賞」というのがあります。
(社)日本ハンググライディング連盟のwebマガジンのバックナンバーによると、

この賞は英国王立航空協会人力航空機グループが、実業家ヘンリー・クレーマーの基金提供を得て設けたもので、人力機により1/2マイル(約800m)離れた2本の標柱を回る8字飛行を達成した最初のイギリス人に、賞金5,000ポンドを提供するという内容であった。(1967年から国際賞となり、賞金も10,000ポンドに増額された)

とあります。単純に飛行距離だけではなく、運動性も重視しているところがポイントです。1977年にポール・マクレディー博士らが受賞したのちは、ドーバー海峡横断という条件で新クレイマー賞がつくらた。こちらも79年に同じマクレディー博士が受賞している。

小学生のころ読んだ雑誌「子供の科学」で、人力飛行機をあつかった連載小説を読んだことがあって、賞の名前だけ覚えていたのですが、今や世界記録は116kmだということで。すごいことになってますねぇ。

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